義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1396-1400 放って置け・・・

関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺

 

<義母の短歌>

#1396    放って置け花は勝手に咲くなどとたやすく言うな花が聞いている


#1397    忙しげな振りして栗剥き菜を洗う迷いの十月温みが欲しい


#1398    幟竿の先棒担ぎし肩に滲む痛みは身の程知れとう訓示か


#1399    満天の星きらら増す午前二時偈に神秘なり星座学ばな


#1400    神輿やぐら組まれて幟はためけど浮き立つ若さすでに失せたり

 

<管理人のおまけ>

幟竿(のぼりさお)

滲(にじ)む

偈(げ?)

 

<管理人のつぶやき>

■草刈りの 一服のお茶に涼し風