2022-03-19 #601-610 コトコトと・・・ 関西花の寺25ケ所 第5番 高照寺 <義母の短歌>#601-610 コトコトとおくらを刻む俎板のかそか凹むにもひとり馴染みて 梅干しの紅にじむ白飯にたまゆら浮かぶ父の弁当 我がともす明かりの破片窓にこぼれあるかなきかの温み地を這う 下校の児乗せやればはなやぐ第一声「オバちゃん運転うまいね」 山葡萄の斑に実る不犯の垂れふふめば原始の酢ゆきひと粒 そこはかとなつかしくあるTシャツに残る体温のまだ仄かなり 花柄のシャツの少年髪赤くむなしきままに空缶を蹴る パントマイムか否かふと疑念す思いつくまま吾が動く影 欲るものは食パンのみに人群を惹かるるメダカのごとく従きゆく 貌の相に和みのありと人言えり翳り持たなく天井に向く <管理人のおまけ> 斑(まだら) ふふめば・・・ふくめば 仄(ほの)か 惹(ひ)かるる 貌(ぼう) 翳(かげ)り <管理人のつぶやき> ■新PC 爆速動作 SSD ■SSD 月とスッポン HDD