義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

771-780 物置に・・・

f:id:okamura920:20220403135058j:plain

関西花の寺25ケ所 第7番 如意寺 ご朱印

 

<今日からの写真>

平成14年7月に訪れた、関西花の寺25ケ所  第7番 如意寺の写真を掲載いたします。

公式ホームページは  こちら を参照ください。

 

<義母の短歌>#771-780

物置に仕舞うと積みて三日経つダンボールぐらりとも歩いては呉れぬ


コーヒーの香りたのしむ朝の卓「誰か飲む人いませんかモシ」


孤に棲める影をゆらりと夜半起たせ舌に沁みいる魔の水を酌む


声曳かず鴉啼くだにうら寒し新春をひとりの畳の広さ


言うなればひとりに慣るる気易さに音なき家ぬちに命貪る


蛍光灯脳死のごとく瞬けり過去なるひとつの死は甦る


此れの世を妻母祖母と生き継ぎて日々を新たにいまあるひとり


起き臥しの畳八枚僅かにも温みを持てり生きて散らかる


人の世の盛りを若さと決め給うな古稀踏みわけての喜びもある


涙腺の弛ぶことなく冬の昼夫はまったき仏となりぬ

 

<管理人のおまけ>

酌(く)む

家(や)ぬちに・・家の内に?

 

<管理人のつぶやき>

■パソコンの ゲームソフトで 我社長 美人秘書が アドバイスする

f:id:okamura920:20220404125957j:plain