義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

761-770 縺れあい・・・

f:id:okamura920:20220327133059j:plain

関西花の寺25ケ所 第6番 隆国寺

 

<義母の短歌>#761-770

縺れあいコスモスの咲くひとところ混沌の世の華やぎに似つ


溜糞を橋の真中に憚らぬ闇にゆらいで来たる狸は


夫とは終生我の楯なるを疑わずいて愚かにひとり


ふうわりと眠りに落ちんたまゆらに投函忘れしハガキが舞えり


腹ひとつ満たすに刻のひときざみ生きるに足らう飲食重ねる


ささやかな吾が喰い扶持を守りいつ時折の音冷蔵庫唸る


咲く力咲かせる力紅梅の春待ちがての千の花粒


もう跳べぬ翅へなへなと打ち叩く蝶のめぐりの草引き残す


浮き沈む杉ひと株を押し流す水の怒りと映りてやまず


野仏の耳のあたりに翅やすめもそもそうなずく蜻蛉のまなこ

<管理人のおまけ>

縺(もつ)れあい

溜糞(ためふん

たまゆらに・・しばらくの間に

待ちがて・・待ちきれず

翅(はね)

蜻蛉(とんぼ、かげろう)

 

<管理人のつぶやき>

今日の歩は 少し強行 10.6km

あちこちで 村の日役か 日曜日

ウグイスの 本気を聞いた ホーホケキョ

 

<今日のウオーク>由良川 新小貝橋ー戸田橋 一周 10.6km

f:id:okamura920:20220403132432j:plain

f:id:okamura920:20220403132509j:plain

新小貝橋から下流を望む

f:id:okamura920:20220403132717j:plain

 

f:id:okamura920:20220403132734j:plain

花の寺 第1番 観音寺前を歩く