761-770 縺れあい・・・
<義母の短歌>#761-770
縺れあいコスモスの咲くひとところ混沌の世の華やぎに似つ
溜糞を橋の真中に憚らぬ闇にゆらいで来たる狸は
夫とは終生我の楯なるを疑わずいて愚かにひとり
ふうわりと眠りに落ちんたまゆらに投函忘れしハガキが舞えり
腹ひとつ満たすに刻のひときざみ生きるに足らう飲食重ねる
ささやかな吾が喰い扶持を守りいつ時折の音冷蔵庫唸る
咲く力咲かせる力紅梅の春待ちがての千の花粒
もう跳べぬ翅へなへなと打ち叩く蝶のめぐりの草引き残す
浮き沈む杉ひと株を押し流す水の怒りと映りてやまず
野仏の耳のあたりに翅やすめもそもそうなずく蜻蛉のまなこ
<管理人のおまけ>
縺(もつ)れあい
溜糞(ためふん)
たまゆらに・・しばらくの間に
待ちがて・・待ちきれず
翅(はね)
蜻蛉(とんぼ、かげろう)
<管理人のつぶやき>
今日の歩は 少し強行 10.6km
あちこちで 村の日役か 日曜日
ウグイスの 本気を聞いた ホーホケキョ
<今日のウオーク>由良川 新小貝橋ー戸田橋 一周 10.6km
新小貝橋から下流を望む
花の寺 第1番 観音寺前を歩く