#811-820 繭糸の・・・
<義母の短歌>#811-820
繭糸のほぐれゆくごと唇に記憶の底より湧きいずる軍歌
保健所に連れ去られゆく三匹の捨て犬酷似の貌持ちいたり
憚らず叩けるものあり息荒げ打ちこむ杭のゆがみて起てり
なまなかに本音を吐かぬ性なりとコンピューターに見抜かれいたり
他人事のごとく聴きおり子が街に定住なすとう事後報告を
飢え叫ぶ獣のごとくバイク音闇貫けり何昂ぶれる
息ひとつ吐く間のいのち雨露の生れ継ぐ端よりしたたり止まず
水暗き瀬音に向きてぬかぼたる曳きゆくひかりの心許なき
崩え株の猿の腰掛けしんねりと暗く冷たく日陰に太る
初弘法出店にかまけ詣でずに戻りし思いでわがひそかごと
<管理人のおまけ>
崩(く)え株・・崩れた株
初弘法(はつこうぼう)
<管理人のつぶやき>
■Come Comeが 今日で終わった Goodbye
■今日の歩は 三つの橋を 8の字に
<今日のウオーク>由良川 戸田橋-川北橋-さくら橋を8の字 13km
戸田橋から下流川北橋を望む
川北橋から下流さくら橋方面を望む
川北地区 稲粒神社