#221-230 ひと夏の・・・
ひと夏の我が血をなせしオクラの実冷気に縮む花小さくて
物売りが電話で齢を確かめて先は語らずガチャリと切れり
瀬戸大橋夫と渡らむ夢失せて醒めても居てもどうにでもよし
逝きし姑何ぞ嬉しき日のありやなし浮かぶ面輪の髪乱れいて
雲みよと子は声弾ませて我を呼ぶ見慣れし峡の夕茜雲
此の空は俺のものだと家の棟を見上げ青空子は称えおり
子の尾燈坂に没りゆくまでを佇つ逃れる術なき夜の静寂
錠外し灯りともせばよみがえる空気ひとりの温くみ寒みに
子と交わす会話の途切れしばしばに佇みにタバコをふかすに足らう
急ぐ身の脚をとどめる戸田橋のコバルト写す蒼き流れは
<管理人のつぶやき>
醒め(さめ)
面輪(おもわ)
茜雲(あかねぐも)
称え(たたえ)
没り(いり)、佇つ(たつ)
温くみ(ぬくみ)
佇み(たたずみ)、足らう(たらう)
<管理人のお粗末一句>
離れ住む娘「Come Come」見よと言うこれ解るかな視聴率18%
<今日のウオーク>・・・由良川の綾部周辺
6.7km 9,300歩