2022-04-07 #801-810 容赦なき・・・ 関西花の寺25ケ所 第7番 如意寺 <義母の短歌>#801-810 容赦なき雨に盛りを失いし牡丹挫折の彼の日に似たり 春の雨したたかなれば峡川の濁りにごりて底辺を見せず 引く草の見える間は戻るまじ得体の知れぬ日昏れの泪 連休に植えられるべく水張田の粛としひかる峡のくれ昏れ 高速路設置の赤杭鮮やかに墓地に打たれてむら肝冷ゆる ひっそりと竹の子ゆがけり村用に不参の昼を落伍者のごと 庇はれていると言えどもひとりなり柚子の裂け枝ギシギシと挽く ふくらます風船指につつきつつやわくはなれぬ生え抜きの性 こともなく刻の過ぎ行く雨の日の節目のごとく重ねる飲食 纏いつくしがらみ払うがごとくにも日がな小鍬に草けずりいつ <管理人のおまけ> 泪(なみだ) 昏(く)れ むら肝(ぎも)・・心の底 挽(ひ)く 纏(まと)い <管理人のつぶやき> ■Come Comeで 無言を演じる 深津絵里