2022-04-11 #841-850 感情の・・・ 関西花の寺25ケ所 第7番 如意寺 <義母の短歌>841-850 感情の脱皮なすがに泣き喚く幼なを黙らす蜻蛉のまぐわい 土も木も久びさの雨むさぼりて酔うにかあらん揺れて傾く なかなかに逃げては呉れぬ蛇のごとき残暑が不意に背向けたり ためらいてひとりし入るレストラン対の椅子に見えぬ人置く 般若心経何十巻を誦し参らすとも死者の言葉を聴くことはなし 花ゆえに咲かねば終れぬ哀しさよ余りに小さき鶏頭の花 買い置ける糧もつきたる冷蔵庫に鶏卵冷えて雨降り止まず 学力のましてや貧富の差もあらずクラスメートはコスモスのごと 年毎に祭り太鼓の音細り過疎の深みに里は病むなり 好まれし師は黄泉の人山ぶどういたずらに熟るる秋庭さぶし <管理人のおまけ> 喚(わめ)く 蜻蛉(とんぼ) まぐわい・・めくばせ 誦(となえ)し 黄泉(よみ) <管理人のつぶやき> ■ケンケンと キジの声に 起こされる ■オスのキジ 相変わらずに 派手好み