義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1401-1405 彼岸への・・・

関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺

 

<義母の短歌>

#1401    彼岸への往復切符があるならば心の飢餓が謀叛を叫ぶ


#1402    目を閉じてあしたの予定立ててみる勢いて醒める何かあらぬか


#1403    季に遅れ莟の固き野牡丹が秋の日差しを懸命に吸う


#1404    あけびの実千切りて呉れし若からぬ男の背に汗の臭えり


#1405    人目にはつかぬ陰なる鶏頭の真紅の命に拍手をおくる

 

<管理人のおまけ>

莟(つぼみ)

 

<管理人のつぶやき>

■物忘れ 子供だけは忘れるな(車内に)