2022-06-03 #1251-1258 抜殻は・・・ 関西花の寺25ケ所 第13番 法金剛院 <義母の短歌>#1251-1258 抜殻は形見のごとく葉の裏に世に出て蝉のいのち幾日か 草引けば花も畑も起ち上るこの清しさに草引き飽かず 夕日なき山里にして茜雲あざやかなれば夕昏れやさし たたかれて平たくなりし蜂虻の象崩さぬ翅のひろごり 「まず健康」黄金なにせん汗の滲むもんぺを洗う今日すこやかに 啼かぬ鳥小枝にひとつわれと聴くつくつくほーしとなきしきる声 飲食の他に唇開くなし夏百合白し風なき曇天 蝉の声とみに乏しく迫り来る師の一周忌胸内に重し <管理人のおまけ> 起(た)ち上る 清(すが)しさ 蜂虻(はちあぶ) 翅(はね)・・昆虫のはね ひろごり・・広がり 滲(にじむ)む 乏(とぼ)しく <管理人のつぶやき> ■秋からは ビールも値上げとなるらしい 発泡酒はやめておくれよ