#1141-1150 車停め・・・
<義母の短歌>#1141-1150
車停め携帯電話掛ける男見えぬ鎖に繋がれている
かたくなに賽銭上げず手を合わさずそれで素直な女と言えるか
跳べるだけ跳ばせてやれば良いものをビニール袋つい追いかける
ちまちまと地球の表面削りゆき荒れ地に花を咲かせる女
四面楚歌の時代もありしが晩年の此処は浄土か壁などあらぬ
欲得もなく戻り来て冷水に手足濯げば明日がみえる
傘をさし人っ子ひとり居らぬ径ひとつ咲きたる向日葵見にゆく
蹲る小さき影も汗噴かむ梅雨明けの暑さ声に出でけり
咲き出づるどの花を庭の王とせんおのもおのもの一心の彩
過去に持つ汚点幾つか捨場なく包めどつつめど折りふしの欝
<管理人のおまけ>
濯(すす)げば
蹲(うずくま)る
欝(うつ)
<管理人のつぶやき>
■我が郷は 360度緑かな