義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1811-1815 わが食ぶる・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺

 

<義母の短歌>#1811-1815

#1811    わが食ぶる野菜は店舗に任せ置き土を区切りて花を培う


#1812    気紛れな春の訪れ封印を解かれしごとく明るき数日


#1813    チェーンソーの命を削る音たつを半日聞けば穏やかならず


#1814    忘らるる死者のごときか毀たれし店舗の軒並定かに覚えず


#1815    側溝の落ち葉掻き上げ逃がしやる水は低きを指す他なくて

 

<管理人のおまけ>

培(つちか)う・・育てる

音(おと)たつ・・音がする

毀(こわ)たれし

 

<管理人のつぶやき>

小雪や 電気毛布を 出そうかな