義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1761-1765 膝に馴れ・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺

 

<義母の短歌>#1761-1765

#1761    膝に馴れ足踏みたてるみどり児に遠き胎動さまされていつ


#1762    朝戸繰る音に跳び立つ小鳥どち此の霜畑に何を求めて


#1763    小鳥どち千両万両みなつつけ鴉も啼けよ春遠からず


#1764    啄めと許せしものの万両の実のなき葉の揺れげにみすぼらし


#1765    何鳥の胃に収まりしか冬の陽を吸い溜め光りし千両の実は 

 

<管理人のおまけ>

どち・・たち
啼(な)け
啄(ついば)め

 

<管理人のつぶやき>

■幸齢者 笑う門には 福が来る(80歳の壁から)