義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1521-1525 湯に浸る・・・

関西花の寺25ケ所 第24番  子安地蔵寺

 

<義母の短歌>#1521-1525

#1521    湯に浸るまだまだ死なぬぞ此の身体脂肪たっぷり蓄えている


#1522    山住みの首捻じ曲げて珍しむ夜汽車の響き空席の灯


#1523    埒もなきひとりの喜び片足に立ちてズボンの履ける充足


#1524    うから持つ人の知らざる気易さに案外さわやか茶漬けの夕餉


#1525    晩秋の日輪するする沈みゆく戻る家あり何をか言わん

 

<管理人のおまけ>

うから・・親族
日輪・・太陽

 

<管理人のつぶやき>

■天晴れて 今年の稲刈り終わりけり