義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1516-1520 深爪の・・・

関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺

 

<義母の短歌>#1516-1520

#1516    深爪の指にやさしき雨の音当分畑もわれを呼ぶまじ


#1517    赤き彩に見放されつつ渋き色着こなしかねいる心は六十路


#1518    暫くを姿見せざりし野良猫がいたく痩せたる頭を垂れてゆく


#1519    大小の幾匹率きゆく真鯉の背逞しかれば何やら羨し


#1520    前の世は海の魚族にあらざるか塩分濃ゆきをことさら好む

 

<管理人のおまけ>

率(ひ)き

逞(たくま)し

羨(うらやま)し

 

<管理人のつぶやき>

■検診は 幸齢者には不要だと(80歳の壁から)