義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1366-1370 赤とんぼ・・・

関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺

 

<義母の短歌>

#1366    赤とんぼ群れ翔ぶさまを山住みの目に珍らしむ何かが狂える


#1367    虫の音を愉しむでもなし何待つにもあらぬ湯上がりしばし佇む


#1368    秋彼岸ひとり詣でるわが影に明るくあれとは仏も言うまじ


#1369    酔い痴れて夕べしぼむと思えなく白くほどけて艶なり芙蓉


#1370    建前と本音の狭間やわらかき哀しみはあり孤のうろの眠り

 

<管理人のおまけ>

孤(ひとり)の

うろ・・うつろ?

 

<管理人のゆぶやき>

■さわやかな 梅雨明け風の風が吹く