義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1361-1365 その毛虫・・・

関西花の寺25ケ所 第19番 長岳寺

 

<義母の短歌>

#1361    その毛虫蝶になるから殺すなと東北生れの町住みの婿


#1362    命終の兆しあらわにたゆたえるくらげの終も滑らかならず


#1363    里住みの越冬に似て大方はトンネルなりき宮福線の旅


#1364    天つ陽の差すこともなき山の草刈ってどうなる蚊に刺されつつ


#1365    子離れとう言葉よぎりぬ花みずき誉残してなど散り急ぐ

 

<管理人のおまけ>

命終(みょうじゅう)・・命が終わること

兆(きざ)し

天(あま)つ・・天の

 

<管理人のつぶやき>

■この雨が 雲から落ちると思われぬ