義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1531-1535 二時間の・・・

関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺

 

<義母の短歌>#1531-1535

#1531    二時間の後には辻褄合うドラマわれに還らぬ刻をゆかせる


#1532    此の奥へ車で入ってゆけるかと聞く女あり灰色の風


#1533    十中の八まで渋き今年柿世の中そんなものかも知れぬ


#1534    ひとりいて十数本の男傘忠犬ハチ公主待つかたち


#1535    鳥の胃を借りて暫く宙をゆく木の実のみる夢きっと明るし

 

<管理人のつぶやき>

■幸齢者 運動ほどほど散歩良し(80歳の壁)