義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1536-1540 駅前に・・・

関西花の寺25ケ所 第24番 子安地蔵寺

 

<義母の短歌>#1536-1540

駅前に濡れて列並む自転車の倒れる数台凶器になるな


容赦なく家財道具を埋めたてる業者よ胸に痛みあらぬか


埋めたての斜面ずりゆく姿見が怨みのまなこのごとく光れり


「変身」とひと声掛けて立ち上がるはて何んとしょう戸の外は雨


倒木の柚子のひこばえ勢い伸び古木のねばり芯まで透る

 

<管理人のおまけ>

柚子(ゆず)

 

<管理人のつぶやき>

■幸齢者 孤独は気楽で良しとする 誰にも気兼ね せずに楽しむ

(80歳の壁から)