義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

カテゴリー:亡夫・夫(五)

関西花の寺25ケ所 第23番 金剛寺

 

手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。

短歌集に掲載された238首の内、10番目のカテゴリー【亡夫・夫】に分類した短歌(8首)を掲載いたします。

 

<義母の短歌 カテゴリー:亡夫・夫(五)>

#1261    還れざる扉を押して消えし人閂は其方より下ろしてくだされ


#1305    一合の栗飯仏と分けて食むひと味足りぬは味覚にあらず


#1368    秋彼岸ひとり詣でるわが影に明るくあれとは仏も言うまじ


#1401    彼岸への往復切符があるならば心の飢餓が謀叛を叫ぶ


#1409    物言わぬ仏に何を語るべき孤独を弾く反骨の性


#1421    亡夫の友逝きしと聞けり今頃は病解かれて手を取りあうらん


#1429    夢に見し屋根超す大波ゆるる橋あれは三途の川にあらずか


#1489    とりどりの菊咲き乱れ秋終焉音なく迫る夫の忌日

 

<管理人のつぶやき>

■男性の 健康寿命は73 これはクリアー 次は80