義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

カテゴリー:家族(五)

関西花の寺25ケ所 第23番

 

手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。

短歌集に掲載された238首の内、9番目のカテゴリー【家族】に分類した短歌(9首)を掲載いたします。

 

<義母の短歌 カテゴリー:家族(五)>

#1342    連休の息子ひとりを帰らせし嫁も姑になる日近づく


#1361    その毛虫蝶になるから殺すなと東北生れの町住みの婿


#1425    子が来ると厨にしばしいそしめり滅多に主婦せぬ十本の指


#1433    三泊の娘去りゆきへやぬちのあちこちに顕つ声はまぼろし


#1448    遠くにて木を倒す音目算のあるにか男等雨を厭わず


#1458    お土産は私と照れつつ訪う娘元気に勝る土産はないよ


#1474    孫の婚間近にあればせめて手の泥滲み落とさむ軍手離さず


#1479    花嫁が一期一会の晴れ姿素顔に戻る此れぞ吾が孫


#1480    人の為自分はあると思うべし智子可愛ゆき女であれよ

 

<管理人のつぶやき>

■この壁は かなり厚そう80歳

■この壁を どうして越えよう80歳