2022-08-18 カテゴリー:暮らし・田舎(四) 暮らし・田舎 関西花の寺25ケ所 第21番 當麻寺西南院 手作り短歌集(四)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。 短歌集に掲載された238首の内、4番目に多く(15首)含まれるカテゴリー【暮らし・田舎】に分類した短歌を掲載いたします。 <義母の短歌 カテゴリー:暮らし・田舎(四)> #1036 ふるさとも母校もわれには絵そらごと確かなふる里子の為守らむ #1039 冬の鬱燃すにかあらん遠ち近ちに煙りの見えて峽暖かし #1042 山を背に山に守らる谷ごとの吾が知る限りの聚落思えり #1043 陽の差せば心ぞよめき戸の外の雪にやすらぐ農知る因果 #1045 屑箱のスチールパックピシッと鳴る捨てられし憂さ吐き出すごとく #1056 何時来ても二筒しか仕入れぬ農協のすしのパックのひとつを買いぬ #1080 集会の明かりは消えて押しつけの計画ひとつ決まりたるらし #1088 俯して疲れに耐ゆる宵やみに明日も晴るるとふくろうの声 #1098 熊笹を辷る風音山住みのわきても久し耳に沁みいる #1157 減反に一等田も欠伸なす関りなけれど納得ゆかぬ #1172 観念の唇への字に茶の木刈る為し終らねば空は仰げぬ #1173 今日の日を埋めんとして鎌を砥ぐ明日のことまで今思うまじ #1174 肉魚拒む胃の腑へ鮮らしき有色野菜の味覚を送る #1216 他界にはあらぬ証の飛行音数秒聴こえて静けさ戻る #1249 月もなく星またたかず防犯灯のめぐりの白闇うごめくばかり <管理人のつぶやき> ■雷公は 世の中お盆容赦なし