義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1461-1465 コンバイン・・・

関西花の寺25ケ所 第21番 當麻寺西南院

 

<義母の短歌>

#1461    コンバイン操る農夫の鋭きまなこ岸に憩えば十歳老けて


#1462    風媒に野生化進むバーベナの草に揉まれつ花たりあかく


#1463    幾そ度寝返りうてば死に近き眠りに遭えるか暁闇の窓


#1464    コスモスは笑い弾けて散り敷けり明日へ続かむ種をこぼしつ


#1465    国政を気に病む程の智も持たず貴方任せでとにもかくにも

 

<管理人のおまけ>

風媒(風ばい)・・風によって受粉

揉(も)まれ

たり・・~である

暁闇(ぎょうあん、あかつきやみ)

散り敷けり・・散って一面に敷き詰める

 

<管理人のつぶやき>

■お盆前 昨日は地域の墓掃除