2022-04-14 871-880 狐花・・・ 関西花の寺25ケ所 第8番 應聖寺 <義母の短歌871-880> 狐花朽ちて丹波の霧ふかし棘も実もなく日々是好き日 耕して土なる色を取り戻すひといろにしてこのやさしさは 隠れ棲むごとくひっそり墓地浄め翳りそめたる野の怪戻る 諸もろの芥積み上げ放つ火に焔のあげる滅びの凱歌 火の降るとも走れぬわれの歩みがなか時雨無情に髪濡らしけり ポケットの小さな闇にしのばせる鍵の子守のような鈴の音 畑土に触れざりし日の悔い煽り夕べの風の雨を連れくる おぼおぼと歩む羽子虫その羽根をもて跳びし日ありや 音絶えてひと日の労に瞑りいるうつそみわれは脆き物体 子は傍に深く眠れり語らいのなにとしなくも互みに足りて <管理人のおまけ> 狐花(キツネばな)・・彼岸花 浄(きよ)め 翳(かげ)り 時雨(しぐれ、じう) 畑土(はたつち) 煽(あお)り うつそみ・・この世 瞑(つむ、つぶ)り 脆(もろ)き 互(かた)みに・・たがいに <管理人のつぶやき> ■新聞が 20年ぶりの円安と 年金者にはどんな影響?