2022-04-15 #881-890 月末の・・・ 関西花の寺25ケ所 第8番 應聖寺 <義母の短歌>#881-890 月末の支払い終えて嵩低き財布にほっと息吹きかける 泥のつく軍手脱ぐ手のほの温し庇われいると束の間思う 回覧板まわす隣家に営みの構図のごとき掃除機の音 谺なす犬の遠吠え尾を曳きて気寒き夜半の耳に届けり 打てばひびく会話に足りて帰るさの目に写るものなべてやさしき 幼子の泣き声さえや尊かり老いゆく里の昼の閑寂 牙のなき象のごとしも急坂のカーブにバスの巨体現る 女男の刃の微妙に合わぬ握り鋏仲人なすがにしつこく研ぎやる うたた寝の夢しどろなりがぱっと醒め昼か夜かとまずは窓みる 城跡の土見えぬまで散りしけるもみじに届くうすら木漏れ陽 <管理人のおまけ> 庇(かば)われ 谺(こだま) 閑寂(かんじゃく)・・ものしずか <管理人のつぶやき> 花冷えの 昨日は夏日 今日ストーブ