義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#331-340 花と人の・・・

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関西花の寺25ケ所 第3番 金剛院 御朱印

 

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<義母の短歌>#331-340

花と人の訃を聴く昂ぶりの数刻をいてかなしみの涌く


庭師来たらずおごる庭木のひと所綾なすどうだん緑にしみる


飲めぬ筈ないなどひとりつぶやきて満たすビールの冷たく苦く


ささやかな女の奢り千円を余してひと日饒舌に酔う


荷をほどく娘の喜びを吾がものと疲れ曳きつつ柿おくりきぬ


過ぐるのみかえる来ぬもの風にして花を倒して我歎かしむ


栄えゆく大江の町の変貌に我がまなうらの河守崩るる


人恋し人煩わし噛み合わぬ話題に醒めて眸は雲を見る


幼子に危ぶまれおり下り坂吾が足取りのぎこちなければ


峡の道傘さし歩む静けさに従いてくるもの四つ脚でもよし

 

<管理人のつぶやき>
昂ぶり(たかぶり)
歎(なげ)かしむ

 

<管理人の今日>
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