義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

カテゴリー:暮らし・田舎(十)

福知山市前田 愛宕神社

 

  自筆短歌として最後に掲載した46首を、9のカテゴリーに分類しました。
 46首の内、2番目に多く(6首)含まれるカテゴリー【暮らし・田舎】に分類した短歌です。

 

<義母の短歌>カテゴリー:暮らし・田舎(十)

 #2612    十中の八まで渋い今年柿世の中そんなものかも知れぬ

#2614    山住みの首捻じ曲げて珍しむ夜汽車の響き空席の灯

#2618    この奥に車で入ってゆけるかと尋ねし女灰色の感じ

#2629    荷物にはならぬ喜びこぼれぬよう車窓はきっちり閉して戻る

#2630    明日のない歳でもあるまい片づけは明日の事よ先づひとねむり

#2642    魂のここはまほろば変哲もなき山里に住みたりて足る

 

<管理人のつぶやき>

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