義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1556-1560  今日ひと日・・・

関西花の寺25ケ所 第25番 観心寺

 

<義母の短歌>

#1556    今日ひと日行方知れずになるとても誰も困らぬいささか口惜し


#1557    導かれ足踏み入れて詠み飽かず散りしく落葉の命みている


#1558    刈りこまれ実なし花なしちんまりと子無きがごとし八つ手と青木


#1559    身を捨てて人に尽くせしこと在りやありとは言わぬあとの沈黙


#1560    冬の陽はおぼろにかすみ人曳きて若き犬ゆく息荒げつつ

 

<管理人のつぶやき>

■壁越える イライラしたら深呼吸(80歳の壁から)