義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2001-2005 纏うもの・・・

手作り短歌集(八)

昨日までに、義母の手作り短歌集(七)に蒐集された266首を掲載いたしました。

今日からは手作り短歌集(八)に蒐集されている短歌378首を順次掲載していきます。

義母は平成4年から短歌を作り始め、綾部の『樵 短歌会』に入会し、久後先生のご指導を受け、平成9年に馬場あき子氏主宰の『花林の会』に入会いたしました。

この短歌集(八)に蒐集している短歌は、『花林の会』発行、月刊誌『かりん』に掲載された378首です。

引き続き、今後ともこのBlog(義母の短歌)のご愛読をお願いいたします。

 

<義母の短歌>#2001-2005

#2001    纏うものなべて脱ぎたる真裸の夕陽みずからの茜に浮けり


#2002    昼間みし蝶が大きく夢にきて貌とも言えぬ貌が哂えり


#2003    足裏に隠れる程の溜り水空青ければ青きを映す


#2004    わが墓に花挿しながら言うだろう「騒々しいお母ちゃんだったな」


#2005    腹筋の躍動おろかこみ上ぐるこんな笑いが残っていたか

 

<管理人のおまけ>

纏(まと)う
哂(わら)えり

 

<365人の生き方>

■生きるには 使われやすい 人になれ

道場六三郎 銀座ろくさん亭主人  使われやすい人間になれ)