義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1936-1940 抵抗もなく・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第14番 天寧寺

 

<義母の短歌>#1936-1940

#1936    抵抗もなく捨ててゆく夢幾つ生きゆく荷物は軽きがよろし


#1937    繰り返す電光文字に飽きし頃待人現る慌てるでもなく


#1938    テレビに見る竜の落とし子可愛ゆくて丹後の海のまたぞろ恋おし


#1939    立ち直る力の失せしアカシアに今年ばかりの花穂垂るる


#1940    人間の通らずなりし山道は笹に権利を奪われにけり

 

<管理人のおまけ>

またぞろ・・またもや
花穂(かすい)・・穂のように咲く花

 

<管理人のつぶやき>

■W杯で PK戦って きびしいな
(アルゼンチンPK戦でフランスを制して優勝)