義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1931-1935 中天に・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第14番 天寧寺

 

<義母の短歌>#1931-1935

#1931    中天に支えもあらず照る月をわたしの外にもひとりやふたり


#1932    うどん打つ己が姿を夢に見つ打ってみようか昔の杵柄


#1933    片割れの夫婦茶碗も湯呑みの疵も一切過去へ葬るべきか


#1934    久びさに聴く嫁の声明るかり終いの日預けるに足りる強さに


#1935    眼裏に黄なる花咲く薬湯の効くも効かぬもハーブの香に足る

 

<管理人のおまけ>

疵(きず)

眼裏(まなうら)・・目の奥

 

<管理人のつぶやき>

■日本も 普通の国に 早くなれ(安保3文書)