義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1896-1900 薄情な・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第12番  清薗寺

 

<義母の短歌>#1896-1900

#1896    薄情な女と言うて下さるな忘れな残り世生きてはゆけぬ


#1897    白蝶の舞い下りるかと思わせて牡丹雪降る恍惚と降る


#1898    吊されしままの冬服はんなりと疲れを見せて二月逃げゆく


#1899    蕗の薹も少しは欲しと行きし野の戻りの径の意外に遠し


#1900    人の目を惹く艶持たぬまんさくの花とつくづく初老の女

 

<管理人のおまけ>

白蝶(シロチョウ)・・白い蝶
はんなりと・・華やかに、上品に
蕗の薹(ふきのとう)
まんさく・・花の少ない早春に黄色の花が咲く庭木 ...

 

<管理人のつぶやき>

■W杯 さむらいブルー 涙する クロアチアの 壁高かった