義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1891-1895  往復の・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第12番 清薗寺(せいおんじ) 

 

<義母の短歌>#1891-1895

#1891    往復の歩数千と四十歩に動くと見しもの春のぼた雪


#1892    血止め草地を縛る草引き千切る端より芽吹きゲリラのごとし


#1893    三人子は三人でひとり便りなき息子の占める部分の暗闇


#1894    湿り持つ枯れ木を寄せて虚しさも俱に燃す火の高くは上がらず


#1895    かたばみの赤く芽を吹く土分けてスゥッと引き抜く根の末端まで

 

<管理人のおまけ>

俱(とも)に
かたばみ・・黄色い花

 

<管理人のつぶやき>

■今日の日は 農作業の 「事納め」 もうとっくに 納めています