#1876-1880 実現性・・・
<義母の短歌>#1876-1880
#1876 実現性先づはなけれど窓側の席占めてゆく空の夢旅
#1877 象ある些細も残さず夜の来て昼と異なる安らぎにいる
#1878 人ならば怒り出すべし自販機の戻すコインを再び三たび
#1879 満天の星のごとくに列並める冬苺の種視つめてひとり
#1880 人魂の彷徨うごとく近づけり夜光塗料のふたつのペタル
<管理人のおまけ>
並(な)める・・並べる
冬苺(冬イチゴ)・・晩秋から冬に実をつける野イチゴ
人魂(ひとだま)
彷徨(ほうこ)う・・さまよう
<管理人のつぶやき>
■20歳で 五つのタイトル 藤井君