義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

カテゴリー:独り・老い(六)

丹波古刹15ケ寺霊場 第6番 達身寺

 

手作り短歌集(六)に蒐集されている短歌を、11のカテゴリーに分類いたしました。
短歌集に掲載された238首の内、9番目のカテゴリー【独り・老い】に分類した短歌4首を掲載いたします。

 


<義母の短歌 カテゴリー:独り・老い(六)>

#1548    昏れやすき冬の長夜のぬばたまの心の洞は敢えて覗かず


#1556    今日ひと日行方知れずになるとても誰も困らぬいささか口惜し


#1710    引き出せばきりなく続くティシュの箱と遊べる老い叱られぬか


#1711    心中に丹波の小霧降りやまず呆けほけ唱う小狐の歌

 

<管理人のつぶやき>

■けもの道 いまでは人様 通る道 過疎地の人しか これ解らない