義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1491-1496  好きで登る・・・

関西花の寺25ケ所 第21番 當麻寺西南院

 

<義母の短歌>

#1491    好きで登る歌の詠み坂照るにつけ曇るにつけてゆっくり参ろう


#1492    女丈夫の波乱のひとよびんびんと胸内貫く言葉に酔えり


#1493    バス停もポストも煙草自販機もなき里逆に貴重と宣らせり


#1494    沸ふつと湧く捌け場なき思い溜め立ち寄る書店若者ばかり


#1495    着る着ぬは二の次にして夢買いぬひらひら軽しシルクのパジャマ


#1496    腹太きかまきりひとつ花鉢を身も世もあらぬさまに登れる

 

<管理人のおまけ>

宣(の)らせり・・おしゃられる

捌(は)け

溜(た)め

 

<管理人のつぶやき>

■朝早く 墓参りしてつぶやいた

■そのあとで 義母の初盆お参りへ