義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1486-1490 ちんまりと・・・

関西花の寺25ケ所 第21番 當麻寺西南院

 

<義母の短歌>

#1486    ちんまりと個個のくらしの乱れぬ里嫌うにあらぬ折ふし逃げ出す


#1487    屑豆を選り出すように消してゆく叩いて響かぬ昨日の数首


#1488    その後に何が待つかはわが知らねひとつの関門くぐらむとする


#1489    とりどりの菊咲き乱れ秋終焉音なく迫る夫の忌日


#1490    頭垂れ祈りの象瞼閉じ無明のなかを跳ぶ三十一文字

 

<管理人のおまけ>

象(ぞう)・・形、姿

瞼(まぶた)

 

<管理人のつぶやき>

■皆様に 焼酎お見舞い申します(新聞からヒント)