義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1426-1430 忌憚なく・・・

関西花の寺25ケ所 第20番 石光寺

 

<義母の短歌>

#1426    忌憚なく此の身与ける肩もなしテレビを切れば深深と闇


#1427    花の名は覚えやすくてタレントの若者の顔区別がつかぬ


#1428    どうだんの滅びを前に極まれる紅葉に漂う一種の悲哀


#1429    夢に見し屋根超す大波ゆるる橋あれは三途の川にあらずか


#1430    起きぬけの雨音何やらホッとする畑仕事の予定崩るも

 

 

<管理人のおまけ>

忌憚(きたん)・・遠慮

漂(ただよ)う

 

 

<管理人のつぶやき>

■涼風が 今日も猛暑日夕日落つ(昨日の夕方作る)