義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1421-1425 亡夫の友・・・

関西花の寺25ケ所 第20番 石光寺

 

<義母の短歌>

#1421    亡夫の友逝きしと聞けり今頃は病解かれて手を取りあうらん


#1422    空晴れて流れ豊かに相うてり彼岸花朽ちてはぜるもみじもゆ


#1423    ぎりぎりと捩れつほどけつ刻のゆく変体がなのような一日


#1424    錐状の芽を吹くアイリス今一度草に挑みて秋ゆかせんか


#1425    子が来ると厨にしばしいそしめり滅多に主婦せぬ十本の指

 

<管理人のおまけ>

捩(ねじ)れ
錐(きり)
いそしめり(いそしむ)

 

<管理人のつぶやき>

■暑い空 飛行機雲が一直線