義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1411-1415 ぐおっぐおっ・・・

関西花の寺25ケ所 第20番石光寺

 

<義母の短歌>

#1411    ぐおっぐおっ鳥か獣か午前二時真闇縫いゆく声の重たさ


#1412    葉隠れの四季咲きつつじ忍耐のおみな思わせ小出しに咲き継ぐ


#1413    泥滲みし一円玉にも裏表拾はむとするたまゆらの迷い


#1414    嫌わるる毛虫の時季を越えゆかな跳ぶ羽根もてる蝶にはなれぬ


#1415    選ばれし人のごとくに金星は曇れる空に在処凛たり

 

<管理人のおまけ>

おみな・・老女

たまゆら・・一瞬

在処(ありか)

凛(りん)

 

<管理人のつぶやき>

■休憩が 作業時間より長くなる