義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

カテゴリー:街・町(一)

関西花の寺25ケ所 第11番 永澤寺

 

義母の手作り短歌集(一)巻に掲載された432首の内、十番目のカテゴリー【街・街】(7首)に分類した短歌を掲載いたします。

 

<義母の短歌 カテゴリー:街・町(一巻掲載7首)>

#35    酔えるがに闇にうごめくネオンの灯塵も芥もこめてきらめく


#49    此れ程の人歩みいて我を呼ぶ声なき街の雑踏をゆく


#166    警備員をマネキン巡査とふと紛う雨中旗持ちて動かずおれば


#176    単純にひとりある夜の刻に倦み出で来し街のネオンにも酔えず


#273    朝風にマフラーなびかせ過ぎし女若さみなぎる風まき散らし


#345    ためらわず鄙びし店の扉押し小さな女の喜びを買う


#400    街中に突如湧き出る軍歌あり菊の御紋の車過ぎゆく

 

<管理人のつぶやき>

■目に青草 草刈り作業の スタート日