2022-04-27 #1001-1010 ひょろひょろの・・・ 関西花の寺25ケ所 第9番 鶴林寺 <義母の短歌>#1001-1010 ひょろひょろの毒だみの花白かりき咲くべく生れし石塊がなか 陽の下に晒せば浮き出る疵跡の焦せし鍋ははた戻り来ぬ刻 贈られしピンクのはんかちしげしげと大正の女戸惑いいたり 追うからは日高川なる蛇ともなれ紅ひきそえて書房へ走る ひとり居をいたわる旅の誘いあり忝のう聴き丁寧に断る 轢死せる獣まれなる冬なりきこの現実の奥のはかれず 凝らしみるほどに遠のく歌の奥眠る他なし読むにも疲れ 花の芽を吾が子のごとくいつくしむひとりと言うはやはり侘しき 叶わざる労なきごとし湯の中に伸ばせば脚の痛み覚えず やり場なき悲しみもあり生きる自負崩えなん朝の紅き山茶花 <管理人のおまけ> 晒(さら)せば 疵(きず)跡 日高川なる蛇・・安珍・清姫伝説の蛇 忝(かたじけ)のう 轢死(れきし) 叶(かな)わ <管理人のつぶやき> ■うぐいすの 声はするけど姿は見せず 一度見たいとジーと探すも