2022-02-04 #161-170 幼日の・・・ 関西花の寺25ケ所 第1番 観音寺(公式HPはこちら) 幼日のお手玉かとも酔芙蓉つましくまろぶ花殻あまた 仙人草白き十字の花群れてまばゆきばかり鎌当てられず 撒水の虹に小人を遊ばして幼に語る童話一こま 一夏の我が血をなせしオクラの実冷気に縮む花小さくて 味覚より香りのよきと早生みかんのうすき皮むく目を細めつつ 警備員をマネキン巡査とふと紛う雨中旗持ちて動かずおれば 待つ刻の長きに倦みて語りかく弾む応えは同じ思いに 飛ぶわたの何処に芽吹く当てもなく意思なきままに視界に沈む 執念の幽鬼の如く散らぬまま黒く朽ちゆく彼岸花哀れ 吹く風のながさるるにか いずくより烈しく来たりて戸を打ちやまず <管理人のつぶやき> 倦みて(うみて)