義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2461-2465 冬衣脱ぎ・・・

福知山市生野 天神宮

 

<義母の短歌>#2461-2465

#2461    冬衣脱ぎ捨て土に屈みたし野の風景のひとつとなるべく


#2462    吹き溜る朽葉にかそけき音を立て終いの褥となす落椿


#2463    咲き疲れ散る外になき白蓮の花の乱れに四季の移ろい


#2464    東風疾風春風西風象なき風に名のあり名無しの野猫


#2465    冷やかに地球を見下し蒼く照る異る界の美しき

 

<管理人のおまけ>

かそけき・・今にも消え入りそうな

褥(しとね)・・ふとん

 

<365人の生き方>

■この浴衣 足が不自由な きいちゃんが 一生懸命 縫ってくれました


山元加津子  小松瀬領養護学校教諭   妹は私の誇りです)