義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1981-1985 幻の・・・

福知山市三和町芦渕 王歳神社

 

<義母の短歌>#1981-1985

#1981    幻の花となりゆく山百合を咲かせ続けるかそけき吉事


#1982    詠むことも花の手入れも絵空事斯かる虚ろな刻よ疾くゆけ


#1983    足裏に隠るる程の溜まり水空青ければ青きを映す


#1984    さりげなくケーキ下げ来し男の友よ今日ひなの日と知りてか知らずか


#1985    福寿草の花に足止め用忘れ蕾数える虹色の刻

 

<管理人のおまけ>

かそけき・・薄い、淡い

絵空事(えそらごと)・・ありもしない嘘

疾(と)く・・はやく

 

<365人の生き方から>

■高い塔 建てれば見える 地平線 未だ来ない 未来を見るため
川口淳一郎 宇宙航空研究開発機構はやぶさ」プロジェクトM)