義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1956-1960 無料にて・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第15番 観音寺

 

<義母の短歌>#1956-1960

#1956    無料にてお掃除させて下さいなど何を企む電話の向こう


#1957    あの時に斯うして置けばと悔ゆる程ゆるゆる生きて来しと思わず


#1958    咲くことを秋より告げて一向に変わらぬ水木の蕾目覚めよ


#1959    境遇の相似る友より哀愁の文字連ねたるハガキ届けり


#1960    求めねば失うこともなかりしを置きし電話にもの申したき

 

<管理人のおまけ>

水木(みずき)・・落葉高木

 

<管理人のつぶやき>

■初雪や 朝日に光る 薄化粧