義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1951-1955 大いなる・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第15番 観音寺

 

<義母の短歌>#1951-1955

#1951    大いなる煙突の吐く白煙の羽衣と見ゆまで空澄みわたれり


#1952    人を焼く煙は斯くまで白からず火力発電の白煙切なし


#1953    水槽に食足り動かぬ海魚どちそれで足りるか命の自在


#1954    水槽の魚を孤独と視つめるは人間われわれの驕りならずや


#1955    海猫はいたくのどかに波みに乗り人間どもに目もくれざりき

 

<管理人のおまけ>

羽衣(はごろも)
斯(か)く
どち・・ども、達

 

<管理人のつぶやき>

■今日は冬至 明日から少し 日が長く