義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1731-1734 冬畑を・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第4番 常勝寺

 

<義母の短歌>#1731-1734

#1731    冬畑をひとり黙もく打つ老いにやきたてのパンそっと差し出す


#1732    海も湖も視界に遠き山住居水皺も立たぬ沼の暗さよ


#1733    父母ありて吾が子の子が子を持つ事実生きて良かりし煙りにあらず


#1734    わが逝けば滅ぶ外なき此の家への愛着探し命長かれ

 

<管理人のおまけ>

水皺(みじわ)

 

<管理人のつぶやき>

■幸齢者 誘われたなら のってみる 無邪気になれるは 老いの特権

(80歳の壁から)