2022-05-21 #1121-1130 手の指は・・・ 関西花の寺25ケ所 第11番 永澤寺 <義母の短歌>#1121-1130 手の指はあれも此れもと忙しくて足もなずきも蹤きゆきかねる 子の住所電話番号書きしメモバックの中にお守りのごと 闇の匂い心の隅にひそむこと知られてならじ紅引き直す 見ゆるもの夕べの彩に移りゆきうつそみわれのみ取り残さるる 日常の些細な変化も告げたかり片山陰にひとり住まえば 思い出は仄かに白き帆を張りて眠りに落ちん狭間にゆるる 一泊の娘いそいそ去りゆけり夢より覚めし蝶のごとくに 退会の記念と賜びし花みずき生くる土得てわが丈超せり あの人も此の人も皆忙しくて詮なく巡る雨の花畑 空中を掻きまわしつつ長梯子納めて漏らす長き溜息 <管理人のおまけ> なずき・・脳 蹤(つ)き うつそみ・・この世の 仄(ほの)かに 覚(さ)めし 賜(た)びし 梯子(はしご) <管理人のつぶやき> ■田植機の 稼働時間は年に2時間 トラクターは2.5日