義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2366-2370 芋の葉・・・

福知山市三和町菟原中 影清稲荷神社

 

<義母の短歌>#2366-2370

#2366    芋の葉に宿る朝霧新しき今日を映して光をかえす


#2367    雨上がりの舗装路ふみし泥靴の跡アリバイのごとく残れり


#2368    こぼしたるミルクに寄りて動かざる蝿の恍惚見逃して置く


#2369    「おばちゃんの味絶品や」と煽てられ素直にのるも老いの世渡り


#2370    無から有を生み出す文字書く面白さ食忘れても歌やめられぬ

 

<管理人のおまけ>

煽(おだ)て

 

<365人の生き方>

■人間は 何でこの世に 生まれるか
(西端春枝 真宗大谷派浄信寺副住職)